1950s’　Schiaparelli caramel brown gold color leaf flower motif　glass brooch
Elsa Schiaparelli（エルザ・スキャッパレリ）は１８９０年ローマに生まれる。

一度は脚本家を目指してニューヨークに渡るも、彼女の才能は一番愛していたファッションと芸術によって開花することとなる。

１９２７年にはパリにメゾンを開き、ココ・シャネルのライバルとなる。
貴族たちのライフスタイルに影響されたエレガントでクラシックなシャネルのデザインとは対照的に、
スキャパレリはサルバトーレダリのような芸術家からインスピレーションを得た為、一風変わった奇抜なデザインが多いことがブランドの特徴である。
１９３６年にはコレクションでショッキングピンクを発表。
後にこれが彼女のメゾンカラーとなる。
第二次世界大戦中はニューヨークに避難し、支店をオープン。
戦後パリに戻り、ジバンシーやピエールカルダンをアシスタントとして雇っている。
１９５４年に、コスチュームジュエリーのデザインに専念するため、ニューヨークに戻る。
１９５０年代には生産を中止、１９７３年に８３歳で他界する。

サインについて:初期フランスで作られたコスチュームジュエリーのほとんどにSchiaparelliの刻印はない。
１９４９年からニューヨーク支店のライセンス製品には「Schiaparelli」と筆記体で刻印されている。
１９５４年からSchiaparelliが亡くなるまでのコスチュームジュエリーにはブロック体で「SCHIAPARELLI」と刻印されている。
このようにサインの仕様によって大まかなジュエリーの製作年代が判別される。

スキャパレリの飴色に金箔が散りばめられた美しいフラワーモチーフガラスブローチ。
見る都度、味わい深く愛着が湧く深い飴色のガラスはひとつひとつに重量感があり、
深みのある色合いは思わず見惚れてしまう美しさです。

※裏面にスキャパレリの筆記体サインあり。
サインの形質から1949年～1953年頃デザイン・製造のジュエリーと思われます。

■サイズ
約5cm×5cm
ガラス部分：約1.5cm×1.5cm


■状態
・ガラス部分に大きな欠けや目立つキズは目視範囲内ではございませんが、ヴィンテージという性質上、目視範囲外の小さなスレや小キズなどはあるものとお捉えください。
・ブローチ裏面金属部分に若干のキズ、変色などが見受けられます。
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